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mure(ミュール)というフルーツ、ご存知ですか?Sweet
Cafe常連の方なら知っているかもしれませんが、フランボワーズが黒くてもうちょっと丸くなってプチプチしたようなフルーツです。
私の持っている辞書によりますと、日本語訳は「クロイチゴ(キイチゴ)の実」もしくは「桑の実」とあります。日本では冷凍のものや缶詰のものにはお目にかかったことがありますが、フレッシュの物に出会ったことはありませんでした。(日本では採れるのでしょうか?) |
▲ミュール |
先日知人のお宅を訪れた時、今の時期からミュールの季節で近所(といってもまわりは広ーい畑・草原という自然に囲まれたところ)で採れるから、とミュール摘みに連れて行ってもらうという幸運に恵まれました。
・・ ・といってもここは私有地なのでは?という草原のような所(こんな所が広がっています。天気がとてもよかった!)に勝手に入って行ってミュールの木を見つけては熟しているのを摘むというただそれだけです。
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摘む時のポイントとしては、引っ張って簡単にポロッと採れるものは熟しているから採っていい。
下のほうのは狐が食べたりするから(・・・と聞こえたのですが本当でしょうか?)コンフィチュールなんかにするにはいいけど、生で食べるにはやめたほうがいい、とのこと。(写真左のように生えています。赤いのはまだ熟していなくて、こういうのはもちろんまだ摘めません。)
このミュールですが、一度ストラスブールで散歩中に線路の下のところの植物が生えているようなところでも、生えているのを見つけたことがあります。 |
もちろんミュールはマルシェやスーパーなどで今の時期は買うことができます。framboise,groseille,myrtille(フランボワーズ、グロゼイユ、ミルティーユ)といった、日本では普通に買うにはちょっと難しかったり、高かったりするフルーツも安く買えます。(フルーツは日本に比べると安いと思います)
以前、フランボワーズのタルトを作るために買ったときは、タルトに十分な量のフランボワーズが3ユーロぐらいでした。私と友人はこのタルトをちょと集まりのある時に2回ほど作りました。
それは、安く作れてそんなに難しくなく、しかも見栄えがなかなかいいからです!!(写真右がその時作ったタルト。整髪料みたいな缶から出てくるお手軽クリームと一緒に) |
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framboise(ラズベリー)のタルト▲
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ところで、こっちにはあるけど日本にはないフルーツは・・・と探してみたところ、peche
jaune(黄桃・缶詰で有名)、peche de vigne(中が赤い桃) |
▲peche
de vigne(赤桃) |
reine-claude(緑のプラム)です。
・・つまりは梅?と思ったのですがこれは生食できます |
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reine-claude(緑のプラム)▲
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そして最近(8月中旬ごろから)やっとでてきた、アルザスやロレーヌ地方の特産のmirabelle(ミラベル)!!
きんかんくらいの大きさで味は桃とかプルーンに似ています。生食やコンフィチュールにしたりタルトにしたり! |
▲mirabelle(ミラベル) |
▲ミラベルのタルト |
これは摘んだミュールを使ったクラフティ(私はフランじゃないの・・・?と思ったのですが、作った本人によるとクラフティ)とpeche
de vigneのコンポートです。 |
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ミュールのクラフティとpeche
de vigne(赤桃)のコンポート▲
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あと、9月になるとquetsche(クエッチ)というやはりこちらの特産でプルーンみたいなフルーツが出回ってくるらしいです(まだ生のものは見たことあいません)。缶詰や冷凍ものでお目にかかっていたフルーツがやはり生で食べれるのはうれしい限りです。
反対に日本で食べられるけどこっちにないフルーツは・・・・?びわも柿(kaki)もあるし、日本の梨(nashi)と書かれていたフルーツを一度だけ食べたことがあり、日本の梨みたいにシャリシャリしていました)も売られていた。
ないフルーツと言えば、夏みかんとかはっさくみたいな皮の厚めのみかんかな・・・・? |
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