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ウィーン菓子について... |
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▲デメルのザッハトルテ
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今までに数回お菓子の試食会を開いてきましたが、ここしばらく新しいお店や最先端のお菓子についつい目を奪われがちでした。もちろんそんなお菓子達も刺激がありとてもおいしくて大好きですが、ふと「何百年もつづいているウィーン菓子に目を向けてみたい」と思いました。そこでウィーン菓子試食会を開いて、様々なお菓子を食べてみたいと思いました。
私が今まで、ウィーン菓子について知っていることと言えば、ザッハトルテやアプフェルシュトゥルーデル、カーディナルシュニッテンといった生菓子やバニラキッフェル、クグロフ、リンツァートルテ…などがあると言うことくらいでした。その他にはチョコレートやバター、ナッツを使ったお菓子達があるよなぁ…。というイメージくらいしか持っていませんでした。
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▲マリア・テレジア・イエローが
優雅な シェーンブルン宮殿
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そこで、もっと知りたい!と思い色んな本を読んだり人の話を聞いているうちに出てきたのが「ハプスブルク家」の存在でした。それはオーストリアを基盤に640年という長い間続いた王朝の名前でした。今までの私には縁遠い存在で、今まで名前くらいは聞いたことはありましたが頭の中を通り過ぎていました。
しかし、ウィーンの菓子を知るにはハプスブルク家について知ることが重要だということが薄々分かってきました。それからというもの、ハプスブルク家に関する書籍を取り寄せて読みふける日々が続きました。
ウィーン菓子は本当に奥が深くまだまだ勉強中ですが、現段階で理解できたことなどをまとめています。この試食会をきっかけにオーストリアやウィーン菓子について理解を深められたことは私自身貴重な経験でした。これ以降もマイペースではありますが、オーストリアに注目していきたいと思います。 |
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