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オーストリア関連書籍の紹介 |
ウィーン菓子やハプスブルク家の歴史に関する書籍を紹介しています。
お菓子その国の歴史は深いつながりがあります。まずはお菓子からでも、歴史からでも興味のある方から入るのがお勧めです。
オーストリアを中心にヨーロッパの広範囲を領地にした「ハプスブルク家」の存在はオーストリアのお菓子とは切っても切り離せない存在です。ハプスブルク家は約640年という長い歴史を持つ王朝です。オーストリアのみならず隣国のドイツ、イタリア、フランスをはじめ遠くはスペイン、ポルトガル、オランダまで大きな影響力をもっていました。
そのハプスブルク家にはマリア・テレジアやフランツ・ヨーゼフ1世など甘いものを好む人物がいました。それは少なからず宮廷菓子への発展に影響していたようです。そして、(マリア・テレジアの末娘)マリー・アントワネットがフランスのルイ16世に嫁ぐ際に、菓子職人をお供につけたことからオーストリアのお菓子がフランスへ伝わったとことは有名な話です。
また「会議は踊る」で有名なウィーン会議が開かれた1年間は毎日のように晩餐会や祝宴があり、その際にもてなしのお菓子として、様々なお菓子が作られました。この時代に作られたお菓子が今のウィーン菓子の基礎となっていて、現代もなお伝統的に作り続けられています。
そんな風に歴史とお菓子は深い関係にあることを知ると、歴史の勉強も楽しくなりそうですね。 |
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オーストリア国家公認製菓マイスターを取得した八木氏の著書です。日本でもよく見かけるような代表的なウィーン菓子から、本国の家庭で作られるような素朴なお菓子まで非常に数多くのお菓子のレシピを紹介しています。またお菓子と文化の関係やマイスター制度についても詳しく紹介されています。
タイトル |
マイスターのウィーン菓子 |
著者 |
八木淳司 |
発行社 |
柴田書店 |
価格 |
4,095円 |
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コンディトライ ノイエスの野澤シェフによるウィーン菓子レシピ集。
長年伝えられた伝統的なウィーン菓子をそれぞれのお菓子の由来とともにレシピを紹介。
同店でも人気のバームクーヘンも紹介されています。
タイトル |
今新しい伝統の味ウィーン菓子 |
著者 |
野澤孝彦 |
発行社 |
旭屋出版 |
価格 |
2,625円 |
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ウィーンのクリスマスを感じる1冊。 オーストリアの国家マイスター「エドワード・フルート」氏によるクッキー、トルテ、、ヘクセンハウス、シュトーレン、マジパン菓子などの伝統的なクリスマスお菓子のレシピを公開。
お菓子だけではなく、クリスマスのウィーンの風景や、家庭でのクリスマスパーティーの様子の写真も紹介されています。
タイトル |
Christmas Book From Wien |
著者 |
エドワード・フルート |
発行社 |
新風舎 |
価格 |
1,995円 |
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菓子に焦点をあてて、ハプスブルク家のプリンセス達の素顔を記した書籍。今までにありそうで無かった待望の書籍です。フランスやイタリアにも影響を与えたウィーン菓子の歴史的背景をプリンセス達とのエピソードを交えて楽しく読み進められます。巻末付録にはお菓子のレシピ付き。
タイトル |
ハプスブルクプリンセスの宮廷菓子 |
著者 |
関田淳子 |
発行社 |
新人物往来社 |
価格 |
2,100円 |
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ハプスブルク家の誕生から、終焉までの640年間の歴史をまとめた「ハプスブルク家概論」的な1冊。 ヨーロッパの歴史、宗教、民俗などの背景とともにハプスブルク帝国の流れ、そしてハプスブルク王家の人物について記しています。
タイトル |
ハプスブルク家 |
著者 |
江村洋 |
発行社 |
講談社 |
価格 |
756円 |
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ハプスブルク帝国や歴史上の人物を、図や絵画、写真を用いて分かりやすく解説した書籍。王家に関する絵画的資料が多いため、イメージが湧きやすい。歴史的な流れや家略系図も掲載されています。初めてハプスブルク家の本を読む方にもお勧めです。
タイトル |
図説 ハプスブルク帝国 |
著者 |
加藤雅彦 |
発行所 |
河出書房新社
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価格 |
1,750円 |
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