Sweet Cafeはスイーツに関わる人・もの・こと等様々な側面からの情報を提供するスイーツのポータルサイトです
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とびきりスイーツ見つけた!
とびきりスイーツ見つけた!」100店のパティスリーを掲載したガイドブック。

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Sweet Cafe
について


プロフィール
お菓子研究家
下園 昌江(しもぞの まさえ)
1974年生まれ
鹿児島県出身

筑波大学人間学類で心理学を学ぶ。
大学卒業後日本菓子専門学校で和洋菓子を学ぶ。
卒業後、個人店のパティスリーで6年間修業。

スイーツのポータルサイト「Sweet Cafe」の企画・運営を2001年はじめる
菓子屋開業を目指しパティスリーに勤務しながら独学でwebサイトを立ち上げる。

お菓子の食べ歩き歴は15年。国内外のスイーツを食べ歩く。次第にフランスの素朴な地方菓子や伝統的なお菓子の魅力に惹かれるようになる。?

現在はフランス菓子の素朴な魅力をつたえるべく焼き菓子のお菓子教室やイベントを主宰する他、お菓子研究家としてTV,新聞、雑誌、web等の様々な媒体でおすすめのお菓子を紹介したり、フランス菓子への造形を深めるべく毎年フランスの地方菓子を巡る旅を企画開催している。


2007年パティスリーのガイドブック「とびきりスイーツ見つけた!」の監修を行う。
2009年 フランスのアルザス地方とパリをお菓子をテーマに巡る旅を企画・開催。
2010年 フランスのブルターニュ地方とパリを巡る旅を企画・開催
2011年 フランスのアルザス・ロレーヌ地方とパリを巡るお菓子の旅を企画・開催
2012年 フランスのローヌ・アルプ地方とパリを巡るお菓子の旅を企画・開催   
主な活動や取材履歴はこちら

【お仕事のご依頼、ご相談について】
例えば以下のような内容、下記になくともご相談下さいませ。
masa@sweet-cafe.jp

・スイーツ関連書籍の執筆、監修、雑誌・テレビ・ラジオ・web等メディアでのお菓子・お店の紹介
・スイーツイベントに関する協力
・スイーツのコラボレーション企画のご依頼
・カルチャーセンターなどでのスイーツ講座(お菓子作り、お取り寄せスイーツ等)


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Sweet Cafeは2001年に立ち上げたサイトです。少しずつ形を変えながら今のサイトへと成長してきました。その当時私は個人店のパティスリーで製造の仕事をしていました。それ以前から今に至るまでの話と共にプロフィールを紹介します。
お菓子作りの喜びを知る

私がまだ小学生だった頃、母はよく家でパンを焼いたりケーキを作ってくれました。子供ながらに、卵・粉・砂糖という素材から甘くておいしいお菓子ができあがることが不思議で、私はそれをみながらお手伝い(?)をしていたものです。こうしてお菓子作りと出会い、だんだん興味を持ち始めました。
そしてそれを喜んで食べてくれる人がいるということが、非常に嬉しかったのです。

中学・高校生の頃は学校から帰宅して速攻パウンドケーキやクッキーを仕込んで焼いては翌日学校に持っていってクラスメートに配っていました。

それでもその当時はケーキ屋で働くという気持は有りませんでした。なんだか小さい子の夢のお話のようで私にとっては現実的ではなかったのです。それよりもその当時は自分自身や他人の意識だとか性格にとても興味があり、大学で心理学を専攻する道を選びました。

就職orお菓子への道?

大学時代も友人の誕生日やクリスマスなどはお菓子を作ったりもしていました。その時は家庭的なお菓子を作っていました。当初はあまりケーキ屋さんには行かないで、自分で作って食べることが多かったです。

そうこうするうちに楽しかった学生生活も後半に入り、大学3年生の頃周りが就職活動を始めだしました。私も他にもれずいろんな会社の資料を見たり、就職セミナーに参加してみました。なんとなく生活に関わることをしたいという気持は有りましたが、どの会社の資料を見てもピン!ときませんでした。
しかも会社に入ってからどの部署に所属するかもわからない。そんな自分がやりたいかどうかわからない仕事をやるより好きなことをやりたいと思いました。
それからしばらくは自分が本当にしたいこと・好きなことを突き詰めていくと、そこに「お菓子作り」がありました。「そうだ!昔から好きだったお菓子作りを仕事にしよう!!」そんな他人から見たら短絡的な発想も自分にとっては非常に嬉しい気付きでした。「自分はこんなに好きなことがあるなんてラッキーだな!」とも思っていました。

その後は就職するか製菓学校に行くかを迷い、何店かの洋菓子店のシェフにお話を聞いたり製菓学校の資料を取り寄せて体験入学をしました。私は理論的なことも学びたかったので学校へ入学しました。大学を卒業してから製菓学校に行くと、他のパティシェよりも遅れを取るから不利になることもあります。しかし長いスパンで考えて損はないのでは?とのんびり屋の私は考えたのです。


学校の研修旅行先のスイスにて。

製菓学校へ

製菓学校は、和洋菓子どちらも学びました。正直、和菓子は好きでないし興味もありませんでした。しかし実際学校で作った作品はおいしかったです。有る程度の基本があれば、良い素材を使って鮮度が良いものであればおいしいのです。それからは今まで苦手だった食材を好きになることも出来たので良い経験となりました。

授業はもちろんお菓子に関する知識・理論・実習が中心。様々な有名講師も来て下さるので私にとってはとても刺激的で楽しい授業でした。

製菓学校は東京にあったので、その頃からはケーキのガイドブックを見ては有名店と言われるお店を食べ歩くようになりました。
自分が就職するお店は絶対自分が好きなところがいい!という思いがあったので、出来るかぎりいろんなお店に行っては食べていました。学生時代には、50〜60店舗くらいまわったでしょうか? 東京、神奈川を中心に休日には食べ歩いていました。
当時はパソコンもデジカメも持っていなかったのでノートにケーキのイラストや食べた感想などをメモしていました。
そして憧れのケーキ屋さんに

そして運良く、自分が希望するお店への入社が決まりました。オープニングスタッフだったので体制が整うまでは非常にばたばたと忙しい毎日でしたが、自分が夢に一歩近づけたことが嬉しくてしょうがありませんでした。

茨城県のお店でしたが比較的休日の多いお店だったので休日を利用しては遠方のケーキ屋さん巡りをしていました。

そうしながら、只単にお菓子を食べて、その場限りの「おいしい」という感想だけでは後に何も残らないじゃないか? と思いました。

初めての就職先にて。
この時はパソコンも持っていたのでどうせならホームページを作成して自分が行ってきたお店やそこのお菓子の紹介・感想を掲載していこうと決めました。
そうすれば、食べたお菓子が、どこがどういう風においしいのか・自分が求めるお菓子像が見えて来るのでは?と思いました。その後2つの職場を体験し、「お菓子作り」と一言に言っても作り手によって様々な違いが有ることを実感しました。お菓子に限らないのでしょうが、何かを形にするときには、必ず作り手の価値観・その人らしさが作品に大きく影響してきます。それは様々なお店を食べ歩いても気付くことでした。

そして今。

6年間お菓子を作る仕事に携わり、もちろん精神的にも体力的にもきついと思うときが有りました。しかし自分のお店を持ちたいという目標が有り、そしてそれを応援してくれる方々がいたので頑張って来れたのだと思います。ただ一つ問題があり、私の皮膚がお菓子作りと相性が良くなかったのです。それはお菓子の仕事に就いてからすぐに気付いていたのですが、無視するように騙し騙し仕事を続けていました。

数年間皮膚科に通い続け薬を試用していましたが、だんだんと薬も効かなくなってきました。「この先自分の手はどうなるんだろう?」という不安をいつも頭の隅っこに置いたまま仕事を優先してきました。

どんどん手だけではなく、腕〜首、足に湿疹ができるようにもなりました。直接刺激がない体の部位にも反応が出てくるようになり、不安になる日も少なくありませんでした。仕事中は集中していたのでどうにか何年かもちましたが、かゆくて痛くて眠れない日も少なくありませんでした。
今までは、「どうにかなるさ!」と思っていたものの、さすがにそうは言えなくなってきました。それよりもこのまま運良く独立できたとしても続けていけるのか? という考えまで生まれてくるようになりました。

そこで私は、一度リセットしようと思いました。
今まではケーキを作るのが好き→パティスリーを開業したい!
という考えでやってきたのですが、違った方向からもケーキの仕事ができるのは?と考えたのです。
その時、自分が運営していたサイト
Sweet Cafeに注目しました。
今までにSweet Cafeを通じて、パティシエやパティシエ志望の方、お菓子を好きな方々の知り合いが増えてきて質問や相談を受けることも有りました。その度に自分が今までやってきたことが何か役に立てないか?と考え出来る限りやってきました。
 

そうして様々な方と知り合いになれました。しかしこれは私と読者という1対1の関係にすぎません。せっかく多くの読者の方がいるので読者対読者という形も良い関係が出来ると最高だな。と思いました。

そうして、Sweet Cafeをきっかけにお菓子に関わる人の間に有機的で、良いネットワークが出来るといいなと強く思うようになってきたのです。

スイーツに関わる情報をただ単に流すだけではなく、製造現場で働いていて、独立を夢見ていた私だからこそできることを
意識して、自分のフィルターを通した情報を提供していきたいと思います。

菓子業界で働きたいと思う方、実際に菓子業界で活躍している方に有益で、刺激になる情報を提供し、微力ながら菓子業界に貢献できたらと思っています。
そしてお菓子を好きな方に、興味深い情報を紹介して、更に興味を持っていただきたいと思っています。


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