【マイスター制度について】
マイスター制度は国内である特定の職業についての独立が認められたことを証明する資格。
製菓マイスターでは伝統的な菓子作り、店の経営などの知識と経験を持つことが証明される。
資格を取得するには、レアーリングと呼ばれる3年の見習い期間中に、理論・実技、製菓業に関する実務や簿記、政治的な一般教養などを形1,200時間の必須過程に加え、外国語会話、宗教学、体育などの講座を習得する必要があります。
これらの終了後、修了試験を受験し、職人の資格を経てマイスター試験のための講座を受講します。
試験は毎年春に実施され合格率は7割ほどです。
外国人の場合は見習い期間修了試験の合格証明と2年以上の実務経験の証明を持ち、かつ同業組合が有効と認めた場合にマイスター受験が許可されます。(試験はすべてドイツ語)
※現在はマイスターの試験は一生に一度しか受けられませんが、現在は何度か受けられるように見直す動きもあるそうです。
※カフェスイーツvol.47、60ページ八木氏の記事より引用
参考)日本での製菓マイスター取得者
八木淳司氏 1980年オーストリア政府公認マイスター取得
(神戸のカフェコンディトライ
ランドルト シェフ)
栢沼稔氏 1982年コンディトールマイスターの資格を取得
(ツッカベッカライ
カヤヌマオーナーシェフ)
三浦祐一氏 1986年コンディアマイスターの資格を取得
(ヴィーナー・カフェ・コンディトライ
シュトラウス シェフ)
今井伸哉氏 オーストリア政府公認マイスター取得
(ナッシュカッツェ オーナーシェフ)