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Sweet Cafe TOPアルザスお菓子紀行>vol.1「アルザスお菓子旅行を企画する」

vol.1 アルザスお菓子旅行を企画する

アルザスお菓子旅行に行こうと考えたのは2008年の秋ごろでした。そして予定通り実行できたのが2009年の夏。本当に楽しく充実した旅行を終え、また再びアルザスを訪れたいと考えている今日この頃です。

そもそも、どうしてアルザスに行きたいと思うようになったのか?
フランスに「アルザス」という地域があるのを知ったのは、おそらく20歳ちょっと過ぎくらいの頃。

ちょうど、製菓の道に進みたいと考えていたころでした。その頃都内のパティスリーでお菓子を食べ歩いたり、製菓関係の雑誌や本を食い入るように見ていました。

その当時に、出会ったのが八王子のパティスリー「ア・ポワン」。心があったまるような優しい味わいに感動したのです。その後、柴田書店の「ケーキングvol.1」という本で、ア・ポワンの岡田シェフがアルザスで修業したことを知りました。

その後製菓学校進学や菓子屋での修行等しばらくはお菓子中心の生活をしていたのですが、やはりいろんなところで見聞きする「アルザス」の存在。

その後、縁があり大学時代の友人の同級生kimaさんがアルザスのパティスリーでスタージュ(研修)をしていることを知り、その後Sweet Cafeでアルザスの生活やお菓子についてのコラム「アルザス便り」を連載してもらうことになりました。

毎回ストラスブールから送られてくるレポートと添付してもらう写真の中には、いわゆるフランスのパリとは違った独特の雰囲気が広がっていました。

アルザスならではのお菓子、クグロフやアニョーパスカル、マナラなどなど、まず見た目にもインパクトがあり一体どんな味だろう・・?と気いなってしょうがない。その上、それらのお菓子のエピソードを知るとさらに興味がわいてきます。


更に、日本にもアルザスはお菓子がおいしいところだということはどんどん浸透していったように思います。この10数年でアルザスで修業経験のある日本人パティシエの独立や活躍が続いています。

そして、アルザスの小さな村ニーデルモルシュヴィルのジャムの妖精フェルベールさん、ストラスブールのパティスリーでシェフとして活躍する日本人浅見さん(2007年から新宿伊勢丹開催のサロン・デュ・ショコラの際来日)の存在。かのピエール・エルメもアルザス出身。

やっぱりアルザスはきっと素敵なところで、お菓子好きにはたまらない魅力があるところなのだろうと、想像していました。

いつかは行きたいなぁ〜。と考えること数年。誰かアルザスお菓子ツアーを企画してくれないかな?などとのんきに考えてはネットで検索してみたりしましたが、そうそううまくはないもので。

そういうしていた2008年の秋「いつか行きたい」ではいつまでたっても行けないなと考え、よし来年行こう!と決めました。私と同じようにアルザスとお菓子に興味のある人はきっといるはずだ。と考えて個人ではなくツアーとして開催しようと思いました。

そこでまっさきに思い出したのが、以前フランス菓子研究家の大森先生のツアーでお世話になったブルーエコーツアーズの藤本さんでした。藤本さんならフランスの地方にも詳しいし、気さくで頼もしい方だから安心!とそこからツアーに向けての準備がスタートしたのです。

まずは、アルザスのパティスリーの情報を収集するために、知人や友人、書籍、ネットなどでリサーチ。
そして、食べるだけではなく、お菓子作りについても知りたい、現地のパティスリーの厨房も見たいので、お菓子研修も組み入れたり。

いろんな要望を藤本さんに相談しながらツアーの概要が2009年のバレンタインの頃に決まりました。自分で企画したからそう思うのかもしれないのですが、概要が決まった時には、「この上なく素晴らしい内容だ〜!」と感激しましたね。

その後、ツアーとして開催するための参加者募集を始めました。ツアー内容は申し分ないのですが、何せ全く初めてのツアー開催。それほど知名度のない私がやるので最初はなかなか苦戦しました。

それでも、絶対行きたい!と思いできる限りのことはやろうと、スイーツ関係の知人にお願いしては告知をおねがいしたり、友人に声をかけたり。

「アルザスに行きたい!」という人は周りに多いものの、現実的にはまとまった時間やお金が必要で、実際行けると即答できる人は少なく。おまけにちょうど募集時期と新型インフルエンザの流行が重なり、心配な日々が続きました。

そんな不安なこともありましたが結果的には、参加者も集まり、インフルエンザも収束の方向へむかい、無事に開催されることになりました!
今回は参加者13名に私と添乗員さんの藤本さんを含め、全員で15名での旅行でした。

ほぼ、初対面の方同士で、最初はちょっと緊張や戸惑いがあったように思います。でも、アルザスの素晴らしいな風景とおいしい食事、そしてなんといってもおいしいお菓子を一緒に味わううちに、昔からの友人のようなそんな気持ちになりました。

お菓子が好き。アルザスが好き。という共通点があれば、過ごす時間は数日でもすぐにうちとけるんですよね。これがお菓子のもたらす素敵な縁だなと実感。

一人や少人数で行っても、アルザスは素敵なところなのですが、今回このメンバーで行けたからこそ何倍も楽しめた様な気がします。そんな幸せな気持ちでこのツアーを終えることができたことに感謝!

前置きが長くなりましたが、この「アルザスお菓子紀行」では、そんなお菓子好きなメンバーと一緒に訪れたアルザスのパティスリーを中心に、たくさんのお菓子を紹介していきたいと思います。

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