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Sweet Cafe TOPアルザスお菓子紀行>vol.3「Bretzel(ブレッツェル)」


vol.3 Bretzel(ブレッツェル)

▲リクヴィルで見かけたBretzel
日本でもたまに見かけるBretzel(ブレッツェル)ですが、アルザスでは隣国ドイツが近いこともあり、目にする機会がとても多いパンです。

ブレッツェルはアメリカでは 「Pretzel」プレッツェルと呼ばれ、小さくてカリカリしたクリスピータイプの駄菓子的存在のお菓子です。

それに対し、ドイツやアルザスなどのヨーロッパ圏ではイースト入りの発酵生地で大きく焼いたパンタイプが主流です。

ベーグルのようにあっさりとして目の詰まった生地を独特の形に成形し、表面には粗塩を振りかけているのが特徴です。焼く前に水酸化ナトリウム水溶液につけて焼くことで、表面が艶のある香ばしい茶褐色になるそうです。

今回はアルザス地方のいろんなところで見つけたブレッツェルを紹介していきたいと思います。

まずはストラスブールのブレッツェル屋さんです。

ここは私たちがアルザスに降り立ちて一番最初に立ち寄ったお店です。クレべール広場に面した分かりやすい場所なので、ぜひクレべール広場に行く機会があれば探してみてくださいね。

こちらはアルザス各地にあるチェーン店ですが、ブレッツェルをはじめパンやお菓子を扱うお店です。

中に入ると焼きたてのブレッツェルはもちろん、ブレッツェルと同じ生地で細長く焼いたパン(ラウゲン・ブレートヒェン)にハムや野菜をサンドした数種類のサンドイッッチ、ふんわりソフトな発酵生地をあげたベニエタイプのブレッツェルなどがありました。


パン以外にはちょっとしたお菓子もそろっていました。
アルザスらしくタルトフロマージュ(ふわふわしたチーズけーキ)、メレンゲたっぷりのルバーブのタルト、エクレアバニーユ(アルザスではショコラ、キャフェの他にバニーユタイプのエクレアが多かった)、ラズベリージャムをサンドしたサブレなど素朴な雰囲気のものが多かったです。

ここではブレッツェルを食べましたが、弾力ある歯ごたえとパンチのある塩味。これは発酵バターをたっぷり塗って、アルザスビールとともに食べたらきっと最高ですよね!
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■Shop Data

BRETZEL BURGARD
7, place Kléber 67000 Strasbourg
URL http://www.bretzelburgard.fr/
→こちらに各店舗の住所、電話番号が紹介されています

▲BRETZEL BURGARD外観 ▲看板の女の子の髪型がブレッツェル! ▲ふんわりベニエタイプのブレッツェルもおいしそう。
▲エクレアやサブレなどの素朴なお菓子 ▲ラウゲン・ブレートヒェンのサンドイッチ ▲ルバーブのタルト(左)、タルトフロマージュ(右)
こちらは、ストラスブールの朝市で見かけたBretzel。

朝市にはフルーツや野菜などはもちろん、ブーランジェリー(パン屋さん)も出店していました。ここでもアルザスらしくブレッツェルの他に、クグロフやタルトフロマージュもありました。

ビックリしたのは全体的にパンやお菓子が大きいこと!タルトフロマージュ ュやクグロフは、そのあたりのパティスリーで見かけるものより断然大きいのです。
それでも値段は抑えめでちょっと田舎の素朴さもありとてもかわいらしいブーランジェリーでした。

こちらのブレッツェルは、塩がしっかりきいていて、しょっぱ香ばしい!

紙袋にはクロワッサンやコンフィチュールのイラストが描かれていてこういうところもかわいいのがフランスらしいところですよね。
▲パンやパウンドは迫力の大きさ ▲アルザス名物のクグロフ ▲ベニエ(揚げドーナツのようなもの)が最高においしかった!


そして、唯一スナックタイプのプレッツェルを食べたのは、ストラスブールからバスで南下途中に立ち寄ったSCHERWILLERのレストランA LA COURONNE(ア・ラ・クーロンヌ)でのランチでした。

これはひと口サイズのスナック菓子でポリポリと噛んで食べるちょっとしたつまみのような存在です。

というわけで、アルザスではパンタイプが主流ではありますが、このスナックタイプは一応存在するんだということですね。

ここのレストランは、かなり広くて大人数でも対応できる(観光客も多い様です)のですが、お料理はアルザスの郷土料理をはじめ力強く素朴なものをいただけるのでおススメです。

それから、店内のいたるところにアルザスらしさを感じるものがあり(アルザスチェックのテーブルクロス、コウノトリのモービル、Hansiのお皿、陶器の飾りなど)、この雰囲気に浸るだけでも「あ〜アルザスにいるんだなぁ」という気分を満喫できますよ。

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■Shop Data

A LA COURONNE
2 rue de la Mairie 67750 SCHERWILLER
URL http://www.couronne.com/

▲A LA COURONNE外観 ▲アルザスらしいインテリアで統一 ▲アルザスの子供を描いたHansiの絵皿

これは、ストラスブールのパティスリーKoenigのショーウィンドーで見つけたBretzel。
表面にたっぷりのチーズをちりばめて焼いていて、見るからにおいしそう! 食べごたえもありそうなので、ランチやワインのつまみにぴったりですね。

この独特の形から、写真のように生地内側の空間を利用して、棒にぶら下がっているのもよく見る光景です。この光景がまたたまらないんですよね。

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■Shop Data

Koenig
10 rue des Franes-Bourgeois 67000 Strasbourg

アルザスに行く前まではそれほどブレッツェルを意識していなかったのですが、パティスリーやブーランジェリーなどに何気なく置かれているのを見ると、その土地にとっては当たり前に存在する食べものなんだなぁと実感しました。

このブレッツェル家庭でも簡単に作れるそうなので、いつかトライしてみたいと思います。
焼きたてはまた格別のおいしさなんでしょうね!


Bretzel参考URL
Wikipedea プレッツェルページ
アルザス便り vol.39 サンドイッチ
■Bretzelレシピ 
 →COOK PAD Engelさんのレシピ
 →ドイツパン職人みちえさんのレシピ

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