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Sweet Cafe TOP>アルザスお菓子紀行>vol.8 「ストラスブールのパティスリー-THIERRY MULHAUPT-」
vol.8 ストラスブールのパティスリー-THIERRY MULHAUPT-
ÉPICE ET CHOCOLATは店名の通り、スパイスを使ったお菓子とショコラが多くそろっています。スパイスを使ったお菓子は数多くありますが、まずは、人気商品の「lingot d'épices(ランゴ・デピス)」という名のパンデピス! クラシックとオレンジの2種類があり、角がはっきり出たシャープな印象。しっとりきめ細かく口どけの良い食感は、今までのパンデピスとは全く違った印象。程良いスパイス具合としっとりした触感はパンデピス入門者にもお勧め。 珍しいところではスイスのお菓子「レッカリー」。スパイスがきいた生地はかさっと乾いた食感。上のアイシングのほのかな甘みがアクセントで癖になる味。 そして、オーストリアリンツのお菓子「タルト・リンツァー」もスパイスを使った焼き菓子です。スパイス風味のシュクレ生地とたっぷりのフランボワーズジャムを合わせたリッチで大人っぽい味わい。
エピス・エ・ショコラのほど近くにある本店は、生菓子が中心のやや小さめのお店です。ショーケースの中にはシンプルな生菓子が整然と並びます。オーソドックスなタルト・シトロンがあるかと思えば、バジルを使ったライムの タルトがあったり、と定番菓子とオリジナルの菓子がバランスよく並んでいます。 今回は、タルト・シトロン、バジル風味のライムのタルト、エクレア(ショコラ、華やかな花系)、タルト・フレーズ、 フォレ・ノワール。ショコラのムース、フィナンシェなど計12種類を食べました!全体的にシャープで都会的な味わいです。サイズも日本のケーキと同じくらいなのでペロッと食べられました。(もちろん数人でわけたのですが。) そして、やっぱり食べておきたいのが「クグロフ」です。こちらのクグロフは表面にグラニュー糖をまぶしているのが何よりの特徴!周りにお砂糖をまぶしている分、生地自体の甘さは控えめ。きめが細かくしっとりした生地はとても女性的。 ショーケースの上にはクグロフのほかに、星型の大きな焼き菓子(とても気になりました!)や数種類のパウンドケーキがあります。美しく丁寧に作られたパウンドケーキはお土産にお勧めです。 ............................................................ ■Shop Data THIERRY MULHAUPT 18, rue du Vieux Marché aux Poissons 67000 Strasbourg http://www.mulhaupt.fr/