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Sweet Cafe TOPバスクお菓子紀行>vol.1「お菓子旅行の必需品」

vol.1 お菓子旅行の必需品
私が、お菓子をメインにした海外旅行に出かけたのは過去2回。1度目は製菓学校時代の卒業旅行でヨーロッパ各国を巡りました。その時は、それほどフランス菓子やフランスのパティスリーについてあまり知識もなく、ただただ観光を楽しむ旅行でした。

2度目の旅行は、2007年夏。お菓子研究家の大森由紀子先生と一緒に訪れるツアーに参加しました。この年の行き先はフランス南西部に位置する「バスク地方」。プラス最後の2日間はパリに宿泊しました。

ツアーの内容は、その地方の食や文化、人に実際ふれあい理解を深めようというものです。その中でも特にお菓子に焦点を当てた内容ですから、旅の必需品も通常の旅行と変わってきます。
そんなわけで、私がこれを持っていってよかった!というもの、これがあれば便利だな!というグッズを紹介したいと思います。
目的のお店がある場合は、ショップ情報と地図の資料が必要です。(パリの場合地下鉄案内もあると便利。)特にパリのパティスリーは雑誌でも特集されることも多いのでその切り抜きを用意しておくとよいでしょう。またパリのパティスリーに関連する書籍を持っていくと便利です。

日本の書籍では、「パリのお菓子屋さんガイド」(大森由紀子著)や「お菓子好きのためのパリ1週間の過ごし方」(小林かなえ著)、「パリのお菓子屋さん」(ジュウ・ドゥ・ポゥム著)などがオススメです!

資料以外で、お菓子旅行に便利なものを紹介していきますね!

まず買ったお菓子を保存するには…まずラップが便利です。
旅先では友人とお菓子を共同購入してシェアすることが多いです。パウンド系のお菓子や乾燥させたくないお菓子、パンを包むのに最適です。

途中食べきれなくなったサンドイッチを包んでもいいでしょうし、日本で使うのと同様に何かと便利です。箱ごともっていくのもよし、適当にカットしたものを折り畳んでいくのもよしです。

それから使い道はラップに近いですが、透明のジッパー付きの袋もとても役立ちます。
できれば大中小のサイズがあればいいですが、大は小を兼ねるので無理のない範囲で数枚揃えるとよいです。お菓子の乾燥や臭い映りを防ぎます。(お菓子以外にも旅に必要な日用品を整理するのにも便利です。)
それから箱やタッパーです。フランスでは日本のようにお菓子を箱に入れて売ることはあまりありません。透明の袋に簡単にささっといれることが主流です。また焼き菓子をひとつひとつ包装していることもほとんどありません。
日本の感覚で焼き菓子をお土産に…。と買っても紙袋にささっと入れて渡されるのがあたりまえ。そういうお菓子達をきれいな形のまま日本へ持ち帰りたい場合には、紙箱またはタッパーが役に立ちます!

またボンボンショコラも透明の袋に入れる場合が多く、摩擦でチョコが傷つくことも多いです。綺麗な状態で持ち帰りたい方は日本でボンボンショコラ用の仕切つきの空き箱があれば持っていくととても役立つと思います。(箱入りで販売しているお店ももちろんありますが、数個単位で買う場合の包装はたいてい透明な袋です。)
そして、食べ歩きの必需品といえばスプーン、フォーク、お手拭き、小さなナイフ(機内には持ち込めないのでスーツケースに入れて下さいね。)ですね。
スプーン、フォークはプラスチックのもので充分です。お手拭きは携帯用の小さなお手拭きを用意しましょう。お菓子を食べると何かと手がべたつくものです。ティッシュではべたつきまではとりきれないので、お手拭きがあるととても便利です。

これら1式をまとめて小さなポーチやお手製のカラトリーケースにいれてバッグにいれておきましょう。(私はくるくると巻いて収納できるカラトリーケースを作りました。裁縫がお好きな方は簡単なので作ってみてはいかがでしょう?)

意外に盲点なのですが、お菓子の食べ歩き、買い歩きをしているとどんどんこまかい荷物が増えてきます。小さな荷物をたくさん手に持つのは大変ですし、忘れ物やスリの被害に遭う原因にもなりかねません!

大きな紙袋をもらえる場合にはそれにまとめればいいのですが、そうでない場合はエコバックのような折り畳めるバッグがあれば荷物が増えてきても楽に対応できます。1枚バッグにしのばせておくと何かと便利です。

ここからは、ちょっと上級編?というか無くても大丈夫なのですが、あると更においしい状態で日本へ持ち帰れるかな。というものです。

それは、「乾燥剤」と「脱酸素材」です。乾燥剤は、クッキーなど湿気させたくないお菓子と一緒にいれるといいですね。もともとフランスは湿度の低い国ですが数日間乾燥した状態で保存しておきたい場合にはあるといいでしょう。
また脱酸素材は酸化を防ぐ目的で、食品が傷むのを遅らせる働きがあります。脱酸素材を使用すると独特の香りやべたつき感がでるので好まない方もいますが、それほど気にならない方にはお勧めです。

乾燥剤や脱酸素剤は製菓材料店等で販売されていますが、わざわざ買わなくても日本で食品を購入した場合によくついていることがあるので、それをいくつか集めて持っていってもいいでしょう。(あまり古いと効き目が無くなっているので注意。乾燥剤はつぶつぶの色が全部透明になったら効き目がきれた証拠です。)

番外編】

★保冷材…フランスは涼しいこともあり保冷剤をつける習慣がないようです。すぐにお菓子を食べれば問題はありませんが、何時間か持ち歩く場合(生菓子の場合)保冷材があるといいと思います。ただホテルのミニバーには冷蔵機能しかないことも多いので保冷材を持参するのは微妙なところです…。もしホテルや宿泊先に冷凍庫があれば保冷材を2〜3個、そして保冷バッグを持っていくのも手でしょうね。(ただそれだけ荷物が増えてしまうので、そこはご自分の荷物の量や食べ歩くスタイルで検討して下さい。)

★デジカメ…いうまでもなく旅の必需品ですね。街の風景や自然、そしてお菓子を撮影するのにとても便利。旅立つ前に充電器やメモリーも忘れず準備しましょう。

以上、私がお菓子の旅をして「これがあると便利!」というものを挙げてみました。もちろん皆さんにとって必要なものと一致しない部分もあるでしょうが、その辺りはご自分で旅行してみて「これはいらないわ」「これは必要だわ」と実感していくことでだんだんとカスタマイズされるといいなと思います。
私もまだまだ海外お菓子旅行初心者です。もし「これも便利よ!」というグッズがあれば是非教えて下さいね。


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