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バスクにはいろんな表情がありますが、ここビアリッツは太陽の恵みを受けた明るく開放的な都市です。
大西洋に面したビアリッツですが、昔は捕鯨を中心に漁業が盛んな土地でしたが現在ではフランスのリゾート地としてその名を知られています。バカンスの時期にはフランスはもちろんスペインや他国から集まったたくさんの観光客でにぎわいます。
ナポレオン3世がスペイン出身の后妃ユージェニーのためにたてた王宮は現在高級ホテル「オテル・デュ・パレ」として利用されています。その外観はまさにお城そのもの!
そのほかにも素敵なホテルがあります。海の風を感じながらバカンスを満喫するのはきっと都市で暮らす人々の憧れなのでしょうね。
またここビアリッツはサーフィンスポットとしても有名なところです。私たちが訪れた時は天気はよいのですが結構波が荒くて、そんなところがサーフィンに向いているのかな?と思いました。
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ビアリッツは高級リゾート地というだけあって、たくさんのショップが集中しています。カフェやブーランジェリー、パティスリーはもちろん、海鮮がおいしそうなレストラン、趣のある本屋などなど。
どうしても食べもの関係のお店ばかりに目が行ってしまうのですが・・たぶんファッション系のお店もあったんだろうなぁと今になって思います。
海からはちょっと離れていますがバスクリネンの素敵なお店もあります。HELENAというお店で、バスクリネンを使ったトーションやバッグ、エプロン、タオルなど種類は豊富です。バスクリネンはいろんなお店で扱っているのですが、ここのお店は質もよく上品なデザインなのでとても気に入り、店内をしばらくうろうろとしちゃいました。
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私はもちろんパティスリーメインでこのビアリッツの街中を散策してきました。まず訪れたのは、ビアリッツの中でも人気のHenriet(アンリエ)。ブルーのテントが目印です。
たくさんのお客さんでにぎわっていて、お店の外にも列ができるほどでした!
少し照明をおとしたクラシカルな店内にはたくさんのボンボンショコラ、フリュイコンフィ、キャラメル、バスクの銘菓トゥーロン(マジパン菓子)、南仏のお菓子カリソン、グラス(アイス)、プティガトーやアントルメもそろいます。お店に入るとたくさんのお菓子に囲まれてどこから見ていいかわからなくなるほどです!
プティガトーの他にアントルメも数種類並んでいます。バスクというだけあって、ベレー帽の形をしたお菓子ベレ・バスクはプティガトーとアントルメの両方がありました。そして珍しいのが四角にカットしたガトーバスク!
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▲南仏のお菓子「カリソン」 |
あまりたくさんお客さんがいるので、ヴァンドゥースの方に「私これ買うわ〜!!」と必至にアピールしないとなかなか買い物ができません。(日本のように黙って待っているのはここでは通じませんっ)
私は、ボンボンショコラを数個と小さなサイズのトゥーロンを買いました。トゥーロンはアーモンドと砂糖が主原料のコンフィズリーです。赤や黄色など色鮮やかなものが多く、日本人にはあまり受けないお菓子かもしれませんが、バスクではこのトゥーロンは本当にたくさん見かけました。地元の方はどんなシチュエーションでこのトゥーロンを食べているのかな?日本の羊羹のような感覚なのかな?と思いを巡らせたり。
アンリエさんはチョコレート博物館というなんとも素敵な博物館をやっているようですが、私たちが訪れた時はちょうど改装中でいけなかったのが残念!きっとおいしく素敵な場所なのでしょうね。
【shop data】
Henriet(アンリエ)
1, place Clemenceau, 64200 Biarritz |
アンリエを満喫したあと街を散策していると、クラシカルなパティスリーを発見しました。パッと見ちょっと目立たないので見逃しそうな外観なのですが、お店に入ると、昔懐かしいようなお菓子とシックな内装に感動しました。
1872年に創業したという老舗パティスリーMiremont(ミールモン)です。サロンからは大きな窓から海を臨めるのが魅力的!サロンではお菓子だけではなくサンドイッチなどの軽食もいただけます。
ショーケースに並ぶお菓子は、どれも昔から作られてきたような素朴なフランス菓子たち。私が購入したのは、サバランとベレバスク。友人が買ったのはコーヒー風味の生菓子。
サバランは生地が粗めでじゅわ〜っとした食感。お酒もしっかりきいていました。クリームはシブースとクリームのように軽くて泡っぽいものでした。
コーヒーのお菓子はダックワーズのような生地でモカクリームをサンド。こういう何気ないお菓子がまたおいしい!
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ベレバスクは、ベレー帽の発祥地、そしてチョコレートがフランスに伝わった玄関口というバスクならではのお菓子です。
以前から食べたい食べたい!と思い続けていたベレバスクがこんなにたくさん並んでいるのを見た時には、とてもうれしかったですね。
断面はどうかな?とカットしてみると、思った以上に多めのクリームをサンド。そしてスポンジはプレーンなタイプ。スポンジもチョコ味かなぁと思っていたので意外でした。
チョコレートや砂糖の甘さがストレートに感じられる素朴で力強い味でした。本当はアンリエのベレバスクと食べ比べたかったのですが、このあとアンリエに向かうとすでにベレバスクは売り切れていました〜。
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お菓子だけではなく、ケーキの箱もとても素敵なので思わずパチリと写真を撮りました。昔ながらのフランス菓子が好きな方にはぜひ訪れてほしいパティスリーでしたよ!
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【shop data】
Miremont(ミールモン)
1 bis, place Georges Clemenceau, 64200 Biarritz
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▲中央が窓になっていて中のお菓子が見えるつくり。 |
▲グリーンのストライプがさわやかでビアリッツっぽい! |
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