ドイツ語圏で古くから伝わるお菓子です。ドイツ語ではクーゲルホッフスとかクーゲルホフと呼ばれています。「クーゲル」=球形、「ホフ」=ビール酵母を表します。(昔はビール酵母を使って発酵させていたようです。)
また、僧侶の帽子(Gugel)に形が似ているため、Gugelhupfという名前になったという説もあります。
ドイツとの国境をはさむアルザスでは、ドイツからの影響を受けている部分も多いのは有名です。お菓子も同様で、ドイツや隣国のオーストリアが発祥といわれるクグロフもアルザスではよく見かけます。
クグロフには地方によって生地も異なってきますが大きく分けて、リッチなバターケーキタイプと発酵させたパンタイプがありますが、アルザスではパンタイプが主流です。リッチなブリオッシュ生地にレーズンをいれて焼きあげます。
クグロフは陶器で焼くと熱がじんわりと伝わるためにふっくら焼けるそう。アルザスでは陶器に美しい模様を描いた型がお土産物としても有名です。
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