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 第4回軽井沢スイーツ博2009について
2009年8月3日(月)〜8月6日(木) に軽井沢ホテルブレストンコートにて、「第4回軽井沢スイーツ博2009」が開催されました。

軽井沢スイーツ博は2006年にスタートしたスイーツのイベントです。 毎年テーマを変えて、様々なスイーツの楽しみ方を提案してくれます。その中でも地元信州の素材を使ったスイーツが人気を集めています。(昨年のレポートはこちら)

2009年のテーマは「スイーツ・ガラ・パーティー」。
ガラ・パーティーは日本では聞きなれない言葉ですが、欧米の社交界から生まれた言葉で、決まりごとなく思い思いに楽しむ華やかなパーティースタイルをさします。 見ているだけでお姫様気分になってしまうほどの贅沢感を味わえます。

スタイリッシュな空間と心地よい音楽が流れる中で、信州の旬の果実をベースに8皿・20種類のスイーツが登場しました。

▲会場前にまずはウェルカムドリンクで気持ちを高めて。スタイリッシュでモダンな空間でスイーツを楽しみます。
 
 
 Sweets Gala Party

今回のイベントの特徴としては、目の前でシェフがデザートを完成させ、できたてを提供してくれる「アラ・ミニッツ」を味わえるということです。

会場の中央には、キッチンステージが設けられていて、浜田総料理長をはじめ岡部シェフ・パティシエやスタッフの方々が最後の仕上げに取り掛かります。

液体窒素を使ったココナツソルベを作る時には白い煙がもくもくとあふれ出てきたり、アプリコットをフランべする際には、勢いよく炎があがったりと、スイーツが完成する過程をお客様も楽しめる内容でした。

▲会場ステージのキッチンステージでスイーツが完成して行く様子を目の前で見れるのが楽しい!
Fraise et vin blanc “Obuse” au Léonard
-布引イチゴと小布施ブランのレオナルド風-

スイーツのフルコース仕立てのまず最初のメニューは、爽やかな苺と白ワインを使った冷たい一品。 風味豊かなワインのジュレは小布施の白ワインを使用。

そして、ピックに刺されたイチゴにはある仕掛けが!一口食べてみると、口の中に“シュワッ”と心地よい刺激が広がります。これは苺の中に炭酸ガスを注入して、作られるとのこと。
Soufflé Chocolat avec sauce frambois
-スフレ・ショコラ ソース・フランボワーズを添えて -

小さなココットに、熱々のスフレ・ショコラ。できたてが命のスフレなので、しぼんでしまう前にまず一口。しゅわっと軽い泡の食感と心地よいカカオの風味が広がっていきます。

お好みでフランボワーズソースをかけてショコラ×フランボワーズのマリアージュも楽しんで。
Trilogie du fruit de la passion avec du sorbet coco
信州パッションフルーツのトリロジー ココナッツの瞬間シャーベットとともに -

信州素材としては意外な「パッションフルーツ」。信州南部の下伊那郡で栽培しているそう。そのパッションを3種類の異なる形でいただく贅沢な一皿です。
まずはパッションの果実そのもの。そして、果汁を使った口どけのよいジュレ、スプーマーで絞りだしたふわふわのムース。 そこに液体窒素で瞬間冷却したココナツのソルベを添えていただきます。
ココナツの甘さとパッションの様々な酸味と食感を堪能できるトロピカルな一皿。
Assortiment de trios fromage salé
-フロマージュ・サレ 3種盛り合わせ -

スイーツメニューが続いた後には、ほっと一息のサレ系(しょっぱい)のお菓子です。

左からグリュイエールチーズを使ったキッシュ、森のチーズのソルベ、パルメザンチーズのパイ。 それぞれ松本市の清水牧場のチーズを使っています。
一見赤ワインの様なドリンクは、ルバーブをコンポートした際の煮汁。ルバーブの甘酸っぱさがチーズにもよく合っていました。
Rosé affogato sorbet litchi habillé de la barbe à papa
-ロゼ・アフォガード 綿菓子をまとったライチのソルベ -

綿菓子をまとった一皿と、サイフォンコーヒーの器具が登場。サイフォンにはコーヒー豆ではなく、苺、ラズベリー、クランベリー、ローズヒップ、バラが入っています。

目の前で完成した温かいフルーツティを、綿菓子の上から注いでもらいます。すると、一瞬で綿菓子が溶けて中からライチのソルベが登場!溶けた綿菓子はフルーツティーに程良い甘みを与えて、甘酸っぱく香り高いフルーツソースと変身!

Granitée tomate
-夏の雫 トマトのグラニテ-

軽井沢ファームで採れた、プチサイズのトマトと、そのトマトを使ったグラニテです。 小さなスプーンに盛られているので、一口でいただきます。

夏らしい甘さのトマトと、冷たくさわやかなグラニテが清涼感を与えてくれます。

Tarte d'abricot de Shinsyu style Chaud-froid
-信州杏のタルト ショーフロアースタイルで-

今回のスイーツフルコースの中で「メイン」となるのがこの一皿。信州を代表するフルーツ杏をたっぷり使ったタルトです。

千曲市の小山さんが丹精込めて作った杏「新月」を使用。 シロップ、リキュールでコンポートし、提供直前にバターでソテーし、アプリコットリキュールでフランべして風味を高めます。バニラアイスのタルトに熱々のアプリコットをたっぷりと添えていただきます。 アプリコットの力強く濃厚な味わいを楽しみながら、温度差も楽しめる満足の一皿です。
Mignardise de coffret à bijoux
-宝石箱のミニャルディーズ -

プティサイズの華やかなスイーツがまるで宝石箱のようなスイーツ。6種類のスイーツからお好きなものをチョイスできます。(写真は全種類)

華やかなマカロン3種(抹茶、シトロン、フランボワーズ)、一口サイズのカフェクロカン・シュー、信州名産花豆を使った花豆モンブラン、ヴェリーヌ仕立てのサバランです。マカロンは、それぞれ添えられているスポイトで中にソースを注入していただくという面白いスタイル!
café
-カフェ-

スイーツを存分に堪能した後には、ホッと一息のコーヒー。 たくさんの素敵なスイーツの余韻に浸りながらいただきます。


 イベント概要
イベント概要 -第4回 軽井沢スイーツ博2009-

公式URL http://www.blestoncourt.com/2009sweets/
日時  2009年8月3日(月)〜8月6日(木)
会場 軽井沢ホテルブレストンコート
■ホテルURL http://www.blestoncourt.com

※ゲイブルハウスでは華やかにディスプレイされたスイーツ博の世界と期間限定のスイーツを楽しめました。今年は「ホテルブレストンコー」トと「ル・ポミエ」(東京世田谷)、「ラ・ヴィエイユ・フランス」(東京・世田谷)の限定スイーツが登場。

※フォレストギャラリーでは岡部シェフパティシエによるフォンダンショコラをホテルの味にするお菓子の講習会も開催されました。

※今年で2回目を迎える「軽井沢スイーツ博コンクール」は製菓専門学校生を対象に「洋菓子技術コンクール」。応募総数は107点、その中から決勝に進んだのは6名の学生。8月3日に審査発表が行われ、宮城調理製菓専門学校の菅野智尋さんがグランプリに輝きました。

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