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とびきりスイーツ見つけた!」100店のパティスリーを掲載したガイドブック。

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vol.003 パティスリーマダム


私は、小学生の頃から「将来はパン屋さんかケーキ屋さんになる!」と決めていました。そのころから、家でパンやお菓子を作っては、家族や友人に食べてもらったりしていました。

ただ作るだけではなくて、どうしたらもっとおいしくなるかと考えながら作っていました。作ることも、考えることも大好きでした。
お菓子を作るために徹夜したこともしばしばでしたね(笑)。

そんな調子だったので、中学を卒業したらすぐにでもケーキ屋さんで働きたい!と強く希望していたのですが、さすがに両親に反対されて高校に進学ました。私は少しでも早く働きたかったので、もどかしい気持がありました。

それでも、「今出来ることは何か?」と考え、将来のためにフランス語やカリグラフィーを学びました。

高校卒業後は、大阪の辻製菓専門学校で2年間製菓を学び、いよいよお菓子の世界へと進むことが出来てとても嬉しかったことを覚えています。

アンプチパケは、地元(名古屋)から、就職先を探しに上京した際に訪れました。その際には、様々なお店を見て回りました。その中で、好きなお店は数多くあったのですが、働くとなると何故かピンとこなかったのです。

でもアンプチパケに一歩入った瞬間「私はここで働くんだ!」という強い直感がありました。
直感の赴くままに、入社したい熱い気持ちを手紙にしました。
ちょうどお店もスタッフを募集していて、様々な運やタイミングが重なり入社する事が出来ました。

入社して販売、製造の両方を経験してきました。現在は入社6年目になりますが、気が付いたら永久就職になっていました(笑)

(※絵美子さんは、アン・プチ・パケのオーナー及川シェフと24歳で結婚。)

「アンプチパケ」の概観
氏名 及川 絵美子
年齢 27歳
職業 パティスリー
マダム

18才 大阪の辻製菓専門学校へ

19〜20才

名古屋のフレンチレストランでパティシェとして働く。
<21才 アンプチパケに入社。
販売スタッフとしてスタート。
22才 念願の製造を担当。
24才 結婚
24才 販売の責任者として担当。
27才 現在は育児休暇中。

お店の入り口ではかわいい3匹のブタがお出迎えしてくれます。


お客様に気持ちよくお買い物をしていただけることを常に心がけて接客をしています。

接客の仕事はただ単に、お菓子を販売する事だけではありません。
お客様のご要望に応じて、のし紙を付けたり、ギフトのラッピングをします。喫茶もありますので、紅茶やコーヒーを入れることもあります。

その際に、やはりプロとしてのサービスや商品を提供する事が大切です。そのために日々勉強の連続です。

また、販売の責任者として、スタッフのサポートも重要な仕事です。スタッフとのコミュニケーションをはかりながら、各自プロの販売員として更にレベルアップできるようサポートやアドバイスするよう心がけています。



起床 6:30 
入店 7:00
朝だし 7:00〜9:00
販売スペースの清掃 9:00〜10:00
開店 10:00
休憩 12:00〜13:00
閉店 20:00
帰宅(交代制) 18:00 or 20:30
※現在は育児休暇中です。
店の外壁は、明るい黄色なので、地元のお客さんには「黄色いケーキ屋さん」と慕われている。


やはり、お店にきていただいたお客様に喜んで頂くことが非常に嬉しいですね。

私は、なるべくお客様と楽しく会話することを心がけています。そうしていくうちにお客様の方から私に「ありがとう」、「あのケーキおいしかったわ。」「元気にしてるの?」などと声をかけてくださったり、手を振って下さるようになりました。

私はお客様に気持ちよく過ごして頂ける接客を目指していますので、お客様からこのように声をかけていただけますと、本当に嬉しくて更に頑張る気持がわいてきます。

 

 

高校時代から学んできた、カリグラフィーを活かして、オリジナルの商品のpopやプライスカードを作成している。



お店で働くスタッフのほとんどが20代と若いために、経験や技術、知識がどうしても不足することもあります。

接客の仕事は本当に多くの分野の知識や経験が必要です。
お客様への接し方、お菓子についての知識はもちろん、ラッピングの方法や喫茶で提供するドリンクの作り方、お店のディスプレイ、美しい字の書き方、電話の応対、製造スタッフとの連携等々・・・本当に数え上げられない程あります。

私も出来る限りスタッフをサポートしようと心がけてはいますが、それ以上は、各自の意識の持ちようだと思います。
その意識をどれだけ高められるか?ということが非常に重要です。そのため、ミーティングを開きスタッフの意見を聞いたり、出来る限りアドバイスすることも大切にしています。

スタッフの一人一人が毎日の仕事や、ミーティング、各自の経験を通して、プロとして自分の仕事に誇りを持ち常に向上心をもてるようレベルアップしていくことが今後の課題です。

 

厨房にいる製造のスタッフとのコミュニケーションをはかるのも大切な仕事の1つだ。


この仕事に必要な適性を3つあげるとしたら?


・明るく笑顔が絶えないこと

・ケーキを愛していること

・人間としての魅力を磨く努力をしている事

 

及川シェフ、息子の湧太君(3ヶ月)と一緒に。


これからこの仕事を目指す方へのアドバイスをお願いします。
 

自分の選んだ道ならば、試行錯誤や努力をするのは決して苦しいことではないはずです。

高い目標を持ち昨日よりも上を目指し一歩一歩進むことが大切だと思います。

 


※及川シェフの著書「フルーツ菓子の秘訣 味と香りを濃縮する」が2005.6.10に旭屋出版より出版されました!

 


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