2007
シュトーレンコレクション
クリスマスが近づくと、多くのお菓子屋、パン屋で『シュトーレン』が並び始めます。その光景を見ると「あぁ、今年もクリスマスがやってくるんだナァ」と思いますが
そもそもシュトーレンとはどんなお菓子なのでしょうか…?
そこでシュトーレンについての簡単な紹介と、今年食べたシュトーレンの断面図を紹介します。(コメントはあえて書きませんので、味や食感は想像して下さいね!)
シュトーレンはドイツ東部の町ドレスデン生まれのお菓子です。
ドイツではクリスマスを迎えるまでの4週間をAdvent(アドヴェント)と呼びます。心を清めクリスマスを迎える準備をする期間です。家庭ではお菓子を焼いたり、クリスマスの飾り付けをしたり…。そのひとつにシュトーレンを頂くという風習があります。アドヴェントにはいってからクリスマスを迎えるまでの日曜日毎に少しずつ薄く切って、クリスマス前夜に食べきって家族で聖夜を迎えるのがドイツの伝統です。(またドイツでは、「アドヴェントクランツ」というリース状のもみの木にロウソクを4本たてたものがあり、日曜日毎に1本ずつ火を灯す習慣もあります。)
シュトーレンは中央がぷくっと膨れた小判型をしていますが、その独特な形は、生まれたばかりのイエス・キリストを毛布でくるんだ姿とも言われています。
また、シュトーレンは用いる素材や配合によって名称が異なり名称保護法や食品法で分類されています。そんな決まりがあるのもドイツらしさを感じるところですね。
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