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秋といえば、「味覚の秋」。栗、芋、カボチャ、洋なし、リンゴ...様々なフルーツ・野菜が登場します。そしてショコラやキャラメルがおいしく感じる時期。そんな秋らしいスイーツを生菓子、焼き菓子、コンフィチュールなど幅広いジャンルからスイーツを準備しました。(2005.10.22開催)
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ベルグの4月 |
神奈川県横浜市青葉区美しが丘2-19-5 |
045-901-1145 |
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洋なしのショートケーキ(370円)
ふんわりした軽い食感のスポンジに、フレッシュの洋なしと生クリームが2段サンドされたショートケーキです。
生クリームは乳脂肪がそれほど高くないために、こくはあるがさっぱりとして洋なしの淡い味わいにあっています。
洋なしはさっぱりとしていながらも甘くて熟した香りが漂っているので、季節を感じられるショートケーキです。
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シャルロットポワール(320円)
なめらかで柔らかめの洋なしのムースはぷるんっとした心地よい弾力です。洋なしのお酒「ウィリアムポワール」が程良くきいたムースは洋なしの香りを更に引き立てます。
周りを囲んでいるビスキュイは弾力がありしっかりと焼かれているので、気泡のざらっとした食感が心地よく、ムースとの対比が楽しめます。
※紅茶グマ焼き菓子工房は、紅茶グマ焼菓子工房は、お菓子のネット通販と注文販売、お菓子教室を開催しております。平常は店頭販売しておりませんのでご注意下さい。
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リリエンベルグ |
神奈川県川崎市麻生区上麻生4-18-17 |
044-966-7511 |
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いちじくのタルト(368円)
リリエンベルグ季節のタルトです。
仕上げにいちじくの頭を飾りにのせた姿もとても愛らしいですね。
パイは薄めに伸ばししっかりと焼き込んでいるのでさくっとした食感でした。
カスタードはなめらかで素直な味わい。
パイにカスタードを絞った上に、まっ赤でとろとろに熟したいちじくをソースのように盛っています。 非常にいちじくのジューシーさを感じられる一品。
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モンブラン(525円)
毎年話題にのぼるリリエンベルグのモンブラン。
今年は栗のペーストが淡い茶色をしていました。
構造は、底にダックワーズ、中に生クリームと栗が一粒、そして表面に栗のペースト。 栗のペーストは非常にきめが細かく舌触りがなめらかでした。
ほくほく感よりもなめらかでねっとりした食感でした。
やはり国産栗を使用しているので淡い味わいですが、それにあわせて生クリームは軽く、そして土台もメレンゲより食感も甘みもソフトなダックワーズ生地を使用してバランスよく仕上げています。
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ピエール・エルメ・パリ |
東京都千代田区紀尾井町4-1ホテルニューオータニ
ザ・メインロビィ階 |
03-3221-7252 |
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シュープリーズ・ユ(525円)
黄色いセロハンに包まれたキャンディーの様な姿をしたお菓子です。エルメの「シュープリーズ」シリーズの新作です。今回はドーム状のさくさくっとした軽いメレンゲの中には、柚の香りが漂うクリームとさっぱり浅めに煮たリンゴのコンポートが入っており酸味と甘みがはっきりしている味わい。
底にはしっかりと焼き込んだメレンゲが敷かれており、ざくっとした堅めの食感です。 なめらかなクリームとメレンゲ2種の食感の対比が楽しめます。 |
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マカロン・プレニチュード(210円)
エルメの新作マカロン。生地が2種類使用しているのも面白いですよね。(ショコラとキャラメルの生地です。)エルメのマカロンは、やや厚めの皮膜をしているので食べたときは、「はらっ」と「ざくっ」の中間のような食感です。
サンドしているガナッシュはかなり濃厚でカカオ分が高く程良く効いています。
中に入っているフレール・ド・セル*のチョコレート片のしょっぱさが何とも言えずマッチしています。
*フレール・ド・セル.....塩田の水面に最初に浮かんだ塩をすくい上げたのが「フレール・ド・セル」(塩の花)
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タルトタタン(450円)
しっかりと焼いてサクサクしたタルト台の上には、艶やかな飴色をしたリンゴが。
一見円柱形のリンゴが乗っているように見えますが、スライス状のリンゴを何枚も重ねて成形しています。
キャラメルの苦みがしっかり効いているので酸味の中にも苦みと深いこくが有ります。
全体的に濃厚な味わいなので、上の添えた生クリームとシナモンでバランスがとれています。
※松坂屋銀座店有り。
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モンブラン(500円)
今年10月からモンブランに使用する栗を変更したラ・プレシューズ。
9月末までは熊本産の丹沢種を使用していましたが、10月以降は兵庫県の三田産の丹沢種と人丸種の栗を栗を使用しています。
しっかりした栗の味と甘みがあり、和菓子を彷彿させるような栗の風味でした。日本の栗ならではの優しく上品な味わいがありながらしっかりと主張しているので非常に存在感があります。
底はやや厚めのメレンゲ、中はこくのある濃厚な生クリームです。 |
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キッシュ(630円)
甘いお菓子ばかりだと、途中で舌と脳の感覚がちょっとぼんやりしてくるので、途中に塩系をはさもうと思い今回はキッシュの登場です。
こちらのキッシュは小さなセルクル型。オーブンで温めて頂きましたが、サクッとしたパイ生地になめらかな卵のアパレイユ、程良いしょっぱさのベーコン、そしてチーズがとろけてとてもおいしく頂けました。表面に軽くふってある黒胡椒が味を引き締めています。 |
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マロンパイ (400円)
上部がぷくっと膨らんだのびのびとしたマロンパイ。表面にはフォンダンをしぼりほんのり甘みをプラスしています。中には、ほっくりした栗が一粒と、葛粉いりのクレームダマンドが入っており、しっとりした濃厚な秋の味覚を感じられます。
オーブンで軽く温めると更に栗とアーモンドクリームの風味がたってきておいしく頂けます。
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ダックワーズ(360円/2枚)
そして、16区といえばダックワーズ。三嶋シェフが考案したといわれる日本独特の焼き菓子です。秋のお菓子では無いのですが、マロンパイを注文するのならせっかくだからダックワーズも。ということで一緒にお取り寄せをしました。
やはり16区のダックワーズは、その姿形だけでも非常に美しく見とれてしまうほどです。ふっくらと厚みのある生地、表面に出来たペルル(ぷつぷつしている部分)などまさにダックワーズの理想型。一口食べると表面のサクッとした食感と共に、アーモンドの風味がふわ〜〜っと広がります。サンドしているクリームはプラリネ風味のバタークリーム。
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コンフィチュール(1200円)
とてもかわいらしいガラスビンに入ったコンフィチュールです。濃厚なキャラメルフレーバーです。
しかし、ただのキャラメルではなく、なんとナッツがごろごろっとはいってます。それがとてもこくがあり、香ばしく、存在感が有ります。そして、そこにオレンジピールが入っているのがポイントです。オレンジの酸味が全体をぐぐっとおしゃれな味わいに仕上げています。
今までのコンフィチュールになかった新しい味わい。どちらかというとお菓子のパーツとして使わるクリームのような感覚です。おそらくタルト生地に塗って食べてもおいしいだろうと思います。 |
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