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Sweet Cafe TOP>アルザスお菓子紀行>vol.10 「ストラスブールのパティスリー-GIEGLER-」
vol.10 ストラスブールのパティスリー-GIEGLER-
お店の壁はクールで落ちつたブルーですが、内容はとてもビビッド!濃いピンクやオレンジを使っ たはっきりした明るさが印象的です。ヴァンドゥースの方はチャイナドレスのような制服を着ています。少しアジアらしさも意識しているのでしょうか。 壁や照明、ディスプレイなどの細かいところまで気を使ってモダンな雰囲気が漂います。 お店の規模は日本によくあるパティスリーと同じくらいですが、並んでいるお菓子のアイテム数が多いのに驚きます。これだけ種類豊富なお菓子をどんなシステムで仕込んでいるんだろう…?とついつい考えてしまいます。 生菓子、焼き菓子、ヴィエノワズリー、ショコラ、トゥレトゥールが揃い、どれも丁寧な作りで美しいのが印象的です。
生菓子はとにかく華やか!季節によって表情が変わるのでしょうが、はっきりした色合いの赤やオレンジ、紫など、あまり日本ではない様なプティガトーの色が並びます。 ジーグレールのお菓子の特徴は、フランスのパティスリーに並んでいるような定番菓子よりもオリジナルのお菓子が多いこと! 特にフルーツやスパイスを使ったムース系が目立ちます。プティガトーの後ろの方には、アントルメ(6号サイズくらい)や焼きっぱなしのタルトが並んでいます。こういうショーケース1段にいろんなお菓子が並ぶのはフランスならではですね。
以前はサロンがあったようですが、現在はなくなっています。そこで近くの公園のベンチを利用してお菓子をいただきました。 皆それぞれ気になったお菓子をチョイスしていますが、やはりフルーツを使ったお菓子が多かったですね。 私のお気に入りはいろんなベリー系を盛ったショコラのタルト(左の写真)「TARTE CHOC/FRUIT」ショコラのタルト生地とベリーのクリーム、そしてアルザスならではのたっぷりのフルーツ! そのほかにも杏や桃、グリオット、グロゼイユを使ったお菓子、エクレアやマカロンなどを皆で少しずつ食べました。やはり見た目通りに洗練された味で、日本人の私たちにもすっと受け入れられる味でした。 そして嬉しいことに、ケーキの価格がお手頃!パリはケーキが5〜6ユーロというのも珍しくないのですが、ジーグレールは3ユーロ前後のものが多かったです。ついついたくさん食べてしまいそうでした…。 ............................................................ ■Shop Data ZIEGLER 23, avenue de la Foret Noire 67000 Strasbourg http://www.ziegler-jc.com