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vol.8 バイヨンヌのパティスリー リオネル・ロー
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バイヨンヌの朝市広場のほど近くに人気パティスリー「リオネル・ロー」があります
※リオネル・ローさんのデモンストレーションについてはこちら
外観は淡いイエローの壁にシックな黒の扉や窓、そこにテントの深い赤が映えています。バイヨンヌの街の雰囲気に馴染んだ素敵な外観です。
道路に面して大きなガラス窓があるので、こちらから店内の様子をうかがうことができます。お菓子好きな私たちは思わずガラス窓にはりつきそうになりました(笑)
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リオネル・ローさんは、ルレ・デセール会員のメンバーです。
ルレ・デセールとはフランスで設立されたパティシエ・ショコラティエが組織する協会です。メンバー同士で意見交換やセミナーを行い、製菓の質や技術の向上を目的としています。
日本人にも現在5名の会員がいます。(イデミ・スギノの杉野シェフ、オリジンーヌ・カカオの川口シェフ、エーグル・ドゥースの寺井シェフ、サダハルアオキの青木シェフ、ジャックの大塚シェフ)
お店の外壁にはルレ・デセール会員を示すデザインが施されています。
※ルレ・デセールの公式HPにはメンバーの紹介やお菓子の写真やルセットを見ることができますよ!
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店内に入ると、たくさんのお菓子が並んでいました!生菓子、焼き菓子、ショコラがずらっと並んでいます。
生菓子はイチゴや桃、レモンなどをフルーツを使ったタルトが多く、ショーケース内はとても華やかでした。
プティガトーの価格はは大体2.5から3ユーロくらいでした。当時1ユーロ165円くらいだったので日本円で400円後半くらいです。
都内のケーキの価格と同じかちょっと高いくらいかなという印象です。でもパリはもっともっと高かったのですが。あれから1年近くたちますがユーロ高なかなかおさまりませんね・・。
プティガトーの他にアントルメも数種類並んでいます。夏ということもあり、フルーツを使った爽やかなケーキが目立ちました。
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そして、窓際の陳列台には、デモンストレーションでも教えてもらった焼き菓子「フォンダン・オランジュ」がずらっと何台も並んでいます。
こんなに並んでいると壮観ですね。これだけの台数が並んでいるということは、このお菓子はリオネル・ローの看板商品なのかしれませんね。
このお菓子は口当たりがふわっと軽くオレンジのさわやかな香りがきいているので、日本人にも好まれる焼き菓子だと思います。お土産にできるものなら、買っていきたいと思うお菓子ですよ。
もちろんバスク地方の焼き菓子ガトー・バスクも並んでいましたよ。
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それから生菓子のショーケースの上に、素朴な焼き菓子を発見しました!ファーブルトンかなぁ?と思ってよくよく見てみると、サクランボのクラフティーでした。
※クラフティーについて詳しくはこちら
以前お菓子教室でクラフティーを作ったこともあり、ぜひこれはいただきたい!と購入しました。
その後ホテルでいただきましたが、しっかりした甘さでむちっとした密な生地で、かなりファーブルトンに近いタイプのクラフティーでした。
もともとファーブルトンとクラフティーはルーツは同じお菓子なので似ていて当たり前なのかもしれないですね。
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そして、やっぱりバスクらしいなと思うのが、ショコラの種類が多いこと。
バイヨンヌはスペインからフランスへショコラが伝わった玄関口としても有名です。
大きな縦長のガラスケースに、こんな風にボンボンショコラがこれでもか!というくらいの高さまで積まれています。
ギフト用のボックスもありました。フランスではお土産にお花とショコラを持っていけば必ず喜ばれると聞いたことがあります。
こういうボンボンショコラはおそらくフランスでも特別な日や、ちょっとした贅沢感を味わいたいときにいただくものなのでしょうね。
リオネル・ローでは、商品の種類や数が豊富でしたが、他にもバイヨンヌにはパティスリーやショコラトリーが集中しているスポットがあるんです。
次回は、そのお店やお菓子についてレポートしますね!
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【shop data】
Patisserie Lionel Raux(パティスリー リオネル・ロー)
7 rue Bernadou
64100 Bayonne (France)
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