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■2009年に作ったお菓子


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→毎月の教室の詳細はこちらのページで案内しています。


ワインにフルーツやスパイスを入れて温めて作ったホットワイン。クリスマスマーケットで冷たい体を温めてくれる人気のドリンク。フランスではvin chaud(ヴァンショー)と呼ばれる

作り手によって入れる材料や煮詰め具合は様々。今回は、オレンジ、レモン、リンゴをたっぷり入れたフルーティーなタイプ。スパイスはシナモン、ショウガ、クローブ、コリアンダー、スターアニスを入れました。ちょっと煮詰めて一晩寝かすと、濃厚でおいしいグリューワインの完成!

体がぽかぽか温まるので寒い冬にお勧めのドリンクです。
※ブログでレシピを紹介しています。(2009.11制作 )


ドイツ東部の町ドレスデン生まれのお菓子です。

ドイツではクリスマスを迎えるまでの4週間をAdvent(アドヴェント)と呼びます。心を清めクリスマスを迎える準備をする期間です。家庭ではお菓子を焼いたり、クリスマスの飾り付けをしたり…。そのひとつにシュトーレンを頂く風習があります。アドヴェントにはいってからクリスマスを迎えるまでの日曜日毎に少しずつ薄く切って、クリスマス前夜に食べきって家族で聖夜を迎えるのがドイツの伝統です。

シュトーレンの中央がふっくら膨れた独特な形は、生まれたばかりのイエス・キリストを毛布でくるんだ姿とも言われています。また、シュトーレンは用いる素材や配合によって名称が異なり名称保護法や食品法で分類されています。 (2009.11制作 )



フランス南西部〜スペイン北東部にまたがった地域バスク地方の郷土菓子。

現地では、ソフトクッキーのような生地または素朴なビスケット生地にクレーム・パティシエールやバスク名産の黒サクランボのジャムをサンドしたものが多く見られます。アレンジ系としてチョコ味のガトー・バスクなどがあります。表面につける模様は様々で、ポピュラーなのが格子状に線をひいたもの、バスクの十字架ローブリューを描いたものが多いです。

今回は秋バージョンとして、栗を入れて作りました。栗の名産地長野県の小布施から取り寄せた「銀寄」の渋皮煮を贅沢に入れたガトー・バスク!生地にはザラメや小麦のふすまを入れ、香ばしさとザクッとした素朴な食感をプラスしました。(2009.10制作 )


砂糖を焦がして生クリームを加えた濃厚なキャラメルソースを生地に練り込んだパウンドケーキです。

秋らしい食材のくるみといちじくを合わせました。いちじくは、トルコ産のドライのものをラム酒、グランマニエのお酒とともにシナモン、クローブの香辛料で風味よくマリネして使用。くるみはフランスペリゴール産の渋みが少なく甘みのあるもの。
空気を含ませない製法で、しっとり濃厚な味わいに仕上がりました。キャラメルのコクとお酒、香辛料の香りが日を追うごとになじんでいくので、時間の経過を追って味わうのも楽しみです。
プレゼントにも喜ばれる秋味のパウンドケーキです。
(2009.9制作 )


アルザス旅行で訪れたコルマールのパティスリーのアプリコットのタルトのおいしさに感動して、そのおいしさを少しでも再現しようと作りました。

アルザスでは、アプリコットをはじめグリオットやミルティーユ、フランボワーズなど様々なフルーツが豊富にとれます。そのために、パティスリーではフルーツをふんだんに使ったタルトを多く見かけます。
シュクレ生地やブリゼ生地をタルト型で焼いたものに、(クレームダマンドではなく)卵や牛乳・生クリームを合わせたプリンのようなアパレイユとフルーツを焼きこんでいるのがアルザスのフルーツタルトの特徴です。

今回は、日本で安定して入手しやすい缶詰のアプリコットを使用。風味よく仕上げるために、バニラとレモン果汁、アプリコットリキュールでコンポートして使用。アパレイユにはコクを出すために牛乳、生クリームに加え、少量のサワークリームを使用するなど工夫しました。(2009.8制作 )



ドイツの焼き菓子。キルシュはサクランボ、クーヘンはお菓子を意味する。
ドイツでは、生地にフルーツを入れ焼きこんだお菓子が多く、チェリーの他アプリコットやリンゴを入れて焼く。 上にそぼろ状のシュトロイゼルを散らしたり、底にミュルベタイク(サブレ生地)を敷くこともある。生地にココアやチョコチップを入れてもおいしい。

今回はミュルベタイクの上にアーモンドたっぷりのリッチな生地とマリネした大粒のアメリカンチェリーを焼きこみました。ビターなチョコチップ入りとプレーンの2種を作りました。(2009.6制作)



コロンビエは復活祭後の7週目の日曜日「パンテコート」(聖霊降臨の日)に南仏で食べられるお菓子です。
聖霊降臨祭は、イエスキリストが復活・昇天後、祈っていた使徒らの上に神からの聖霊が降ったという出来事を祝うもの。

アーモンドたっぷりの生地にフルーツのコンフィを入れ、表面はアーモンドを散りばめて焼きます。
メロンのコンフィを入れるのが一般的ということですが、今回は日本で入手しやすくアーモンドと相性の良いオレンジとラム酒漬けのレーズンを加えました。生地とグラスアローにラム酒を利かせ香りよく仕上げました。

中にハトのフェーブを入れ、それが当たった人は1年以内に結婚するという言い伝えがあります。今回はマジパンでハトをつくり飾りました。ピンクに染めたクラクランを添えるとお祝いムードも高まります。 (2009.5制作)




シュクレ生地やブリゼ生地をタルト型、タルトレット型で焼いたものに、クレームシトロンを流しいれた甘酸っぱいお菓子。仕上げにイタリアンメレンゲを絞ってバーナーで焼いて仕上げることが多い。
今回は、タルトレット型に薄く伸ばしたシュクレ生地を敷きこみ、しっかり香ばしく焼き上げました。そこに酸味と甘みがしっかりきいた、コクのあるクレームシトロンを流し冷やし固めました。

サクッと甘いシュクレ生地と甘酸っぱいクレームシトロンの相性が抜群でついつい後を引きます。(2009.4制作)


春の訪れを感じるフランス菓子。見た目はショートケーキに似ており、スポンジ・苺・クリームの2つのパーツから構成されています。ただ、味、香りがはっきりと主張しコクのある味わいはまさにフランス菓子。

アーモンドの豊かな味わいを感じるビスキュイオザマンドには、アルザス産のキルシュをたっぷりとしみこませ、なめらかでコクのあるクレーム・ムースリーヌをサンドします。ムースリーヌは、バニラの風味香るクレームパティシエールにバターを加えコクを出し、さらにイタリアンメレンゲで食感の軽さを出しました。

手間のかかるお菓子ですが、春の季節には必ず作りたくなるとても美味しいお菓子です。(2009.3.20制作)



フランス定番のチョコレートを使ったお菓子「ガトーショコラ」の中でも人気のクラシックタイプです。チョコ、バター、卵黄、砂糖を混ぜた生地にメレンゲと粉を合わせる製法で作ります。

チョコは、ほのかな酸味を感じるヴァローナ社のカライブとストレートなカカオの風味が味わえるペック社のアメールオールを使用しました。表面はかさっと乾いた感じ、中央にいくほどしっとりソフトな食感に焼き上げます。

ビターな風味が強いので、たっぷりのクレームシャンティーを添えて食べるとさらにおいしい!(2009.2.14制作)



パティスリーで作られるトゥレトゥール(お惣菜)の定番キッシュです 。

サクサクした食感とチーズの香ばしい香りのブリゼ生地に卵や乳製品を加えた濃厚なアパレイユを注いで焼きます。フィリングはベーコン、ハム、チーズの3種類。このフィリングをアレンジして魚介類やキノコを使ってもおいしいキッシュができます。今回はロレーヌ風ということでベーコンとチーズを使用しました。

表面にもたっぷりのチーズと黒コショウ、ナツメグをふりかけほんのりスパイシーな香りが食欲をそそります。

朝食屋ランチ、ワインのおつまみにもぴったりのトゥレトゥールです。大人数で切り分けて食べるのも楽しいのでホームパーティーにもおススメです。(2009.1.17制作)

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